2011 11月
   「エレキギターにはまる」

10本以上ものギターを所有している井形大作であるが、
弾くときは一本ずつである。(あたりまえ)

スチール弦のジャカスカいう音がやかましく思えてきて(としのせいかの…)
このところはナイロン弦でもって、おとなしく弾き語っているわたしである。

以前しきりに使っていた12弦ギターなどは、4本もあるのに
最近はとんとさわってもいない。
使わないギタ-が4本も5本も部屋の中に立てかけてあると、
部屋の中を移動するにも支障をきたす。

「弾かないギタ-はいい加減売ってしまったら?」
と、人は言う。

しかし、なかなか売る気にはなれない。

いつかまた使う日が来るに違いないからである。

それが証拠に、アコギを弾いていた時には見向きもしなかったエレキを
最近また弾きだした。

このバレーアーツストラトである。

バレーアーツというと、
スティーヴ・ルカサーやラリー・カールトン、リ-・リトナーといった
フュージョン系のテクニカルなギタリストたちが、
80年代にこぞって使ったおしゃれなギタ-。

このギタ-でわたしは今、サブちゃんの「与作」などを弾き語っている。

バレーアーツで「与作」をやっているのは、
世界広しといえど、わたしひとりである。

ペダルタイプのエフェクタ-も買い込んだ。

今、わたしの足元はこういうことになっている。

コンプ→パライコ→モジュレーション→リバーブ
といったオーソドックスな構成であるが、
今回はじめて「ルーパー」というのを使っている。
こういったものがあるということは、ぜんぜん知らなかった。
世の中かわっているんである。

この「ルーパー」にイントロや間奏のバッキングをやらせて
リードを弾くのであるが、
時々踏みそこねて曲が唐突に止まってしまったり、
ループのテンポからバンドの演奏がズレちゃったりしちゃったりして、
「ありえんだろ~がっ!」
となってしまうこともある。
ぼんやりしていられないのである。

そのようなややキワドイ状況を
11月26日のライブではお披露目することになっているので、
ぜひみなさん、見物に来てください。

よろぴく!