10本以上ものギターを所有している井形大作であるが、
弾くときは一本ずつである。(あたりまえ)
スチール弦のジャカスカいう音がやかましく思えてきて(としのせいかの…)
このところはナイロン弦でもって、おとなしく弾き語っているわたしである。
以前しきりに使っていた12弦ギターなどは、4本もあるのに
最近はとんとさわってもいない。
使わないギタ-が4本も5本も部屋の中に立てかけてあると、
部屋の中を移動するにも支障をきたす。
「弾かないギタ-はいい加減売ってしまったら?」
と、人は言う。
しかし、なかなか売る気にはなれない。
いつかまた使う日が来るに違いないからである。
それが証拠に、アコギを弾いていた時には見向きもしなかったエレキを
最近また弾きだした。
このバレーアーツストラトである。
バレーアーツというと、
スティーヴ・ルカサーやラリー・カールトン、リ-・リトナーといった
フュージョン系のテクニカルなギタリストたちが、
80年代にこぞって使ったおしゃれなギタ-。
このギタ-でわたしは今、サブちゃんの「与作」などを弾き語っている。
バレーアーツで「与作」をやっているのは、
世界広しといえど、わたしひとりである。
ペダルタイプのエフェクタ-も買い込んだ。
今、わたしの足元はこういうことになっている。
コンプ→パライコ→モジュレーション→リバーブ
といったオーソドックスな構成であるが、
今回はじめて「ルーパー」というのを使っている。
こういったものがあるということは、ぜんぜん知らなかった。
世の中かわっているんである。
この「ルーパー」にイントロや間奏のバッキングをやらせて
リードを弾くのであるが、
時々踏みそこねて曲が唐突に止まってしまったり、
ループのテンポからバンドの演奏がズレちゃったりしちゃったりして、
「ありえんだろ~がっ!」
となってしまうこともある。
ぼんやりしていられないのである。
そのようなややキワドイ状況を
11月26日のライブではお披露目することになっているので、
ぜひみなさん、見物に来てください。
よろぴく!