ジョン・コルトレ−ン  「マイ・フェイバリット・シングス」

コルトレ−ンが吹いているのはチャルメラではない。
ソプラノサックスという。
蛇使いの笛のようでもある。

タイトル曲「マイ・フェバリット・シングス」におけるマッコイ・タイナ−のピアノがすばらしい。
埃をかぶったようなくぐもったサウンドが、
骨董屋の倉庫に迷い込んだような幻想を抱かせる。

ズ−ジャ−ファンならずとも、ここを避けては通れない。