HEADWAY HF-415/ATB 2015 Limited
415
2017年にウッドマン(お茶の水)にて中古で購入。
ミントコンディションでした。
これはヘッドウエイの同タイプのギタ−の中でも、異色の音です。
マ−ティンの音とも違います。
こういう個性的なサウンドのギタ‐に魅かれてしまうんですよね〜。
しかし最初はマジで使いにくく、慣れるまで3年くらいかかりました。
巻弦のところは、ポコポコした粘りのあるウッディ−な音が出ますが、全体的な高域はシャキ−ンと硬くてシルキ−なサウンド。
爪でピッキングしたり、ピックでジャカスカやると、うるさくてやってられ〜ん!と、なります。
左手のスクラッチノイズも、かなり大きめに出ます。
ですから爪を短く切って、指の皮膚で弦を撫でるようにやさしく弾かなければなりません。
曲が盛り上がってくるサビの部分でやや爪の表面を弦に当てて、人差し指でストロ−クする感じです。
マイク乗りはすごく良く、レコ−ディングはしやすいギタ‐です。
「このギタ‐、胴厚薄いね」と人に言われたので計ってみたら、確かにマ−ティン000-28より4ミリほど薄かったです。
そしてネックのスケ‐ルは000よりほんの気持ち長いという、でもOMよりは短いという、
設計者の微妙なこだわりを感じる仕様となっています。
・木材について
ヘッドウェイが保有する木材の中でも特に希少である「アディロンダックスプルース」「マダガスカルローズウッド」「ホンジュラスマホガニー」を使用しております。それぞれの木材の魅力を職人の技術により、最大限に引き出す限定製作モデルが完成します。
トップとブレイシングにはアディロンダックスプルースを使用し、ボディのサイドバックには最もハカランダに近いと言われるマダガスカルローズウッドを使用しました。さらに入手可能な唯一の純正マホガニーとされる、ホンジュラスマホガニーで1ピースネックに仕上げました。現在数多くのアコースティックギターが世に存在する中でも、黄金比の木材の組み合わせと行って間違いないでしょう。
・フォワードシフトスキャロップブレイシング
アコースティックギターのボディトップ、サイド、バックの内部に配置されるブレイシングは、音に影響がある重要な要素の一つであり、その材質や加工の仕方によってギターそのもののキャラクターを決めるといっても過言ではありません。今回の2015 HD-115 ATB、2015 HF-415 ATBはフォワードシフトスキャロップブレイシングを採用。Xブレイシングをサウンドホール側に寄せ、ブレイシングが弧を描くように加工を加えています。既存のモデルより、ボディトップの振動の幅を広くし軽いタッチでも響き、エアー感のある弾き心地に仕上がっています。
・スケール
ブレイシングの変更に合せてスケールを長めに設定することで(HDで648mm、HFで632.5mm相当)豊かなサスティンを持ちながら、ピックストロークで強めに弾いても音が潰れない、張りと透明感のあるサウンドを生み出しています。
Body Top |
Adirondack Spruce単板
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Body Side&Back |
Madagascar Rosewood単板
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Neck |
Honduras Mahogany 1P
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Fingerboard |
Ebony
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Nut |
Bone
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Bridge |
Ebony
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Machineheads |
GOTOH / SE 780-06 MGG
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Scale |
632mm
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Fingerboard Radius |
400R
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Finish |
Thin Urethane
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String |
Elixir NANOWEB Light(.012-.053)
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Accessories |
ハードケース、保証書、レンチ
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