かつて、G.I.グルジェフの神秘主義思想にはまっていた時期がありました。
「あなたにとって、すべてのことは<起こる>のであり、何かを<成す>ことなどあなたには全く不可能である」といったような、
冷水を頭からぶっかけられるような哲学なのであります。
キ−ス・ジャレット、ロバ−ト・フィリップ、スティング、などのミュ−ジシャンも、グルジェフの思想から影響をうけたといいます。
わたしもそこから、生きるためのヒントをいくつか得たような気がしています。
グルジェフの弟子であったP.D.ウスペンスキ−著の「奇蹟を求めて」に、その思想が比較的わかりやすくまとめられています。
グルジェフは音楽や舞踏も創作していて、これもじつに、心の根源的なところを衝いてくるものなのです。
ただしこれは、1つのエンタ−テイメントとして楽しんでおいたほうがよいかも知れません。(と、わたしは思います)
ひとりであれこれ中途半端に試行錯誤していると、間違いなく壊滅的な結果へとたどり着いてしまうからです。
というわけで、アルバム「神秘主義社会」は純粋なるエンタ−テイメントなのであります。